【大会参考】トーナメント表の書き方・ルール
ツイッターのFF内で一時話題になった「トーナメント表」の考え方・書き方を纏めておきます。ツイッター上での大会だけでなく、動画配信やオフ会などでの大会開催を考えている場合もぜひ参考にしてください。以下常体で記します。
トーナメント戦のメリット・デメリット
メリット
- 大会時間が短い。
- 難しいことを考えなくても簡単に大会を開催できる。
- 優勝者がはっきりとわかりやすい。
デメリット
- 序盤に敗退するとすぐに大会参加が終わってしまいつまらない(特に大規模な大会の場合、大会時間に比べて敗者の試合数が少なすぎるため、優勝者が決まるまでに参加者が帰ってしまうことが多い)。
- 一度の敗北で優勝できなくなるため、勝ち上がりが運に左右されやすい(2本先取にするなどの対策は採れる)。
トーナメント戦は敗者がすべて脱落する性質上、勝者が最後の一人になるまで試合をすればよく試合数が「参加者数-1」回で済む半面、上記のようなそれによるデメリットが存在する。
用語
以下ではこれらの意味で用語を使用する。
- シード…不戦勝のこと。特にトーナメント作成時に予め決められている初戦免除のことを指す。
- 2の累乗…2をn回掛けて得られる数(2,4,8,16,32,64……)のこと。
トーナメント表の書き方(画像は参加人数11人の大会の場合の例)
トーナメントを作成する際は、一回戦が終了した時点の残り人数が2の累乗人になることを意識すると良い。
これは2の累乗人によるトーナメントにはシードが発生しないことを利用したものであり、二回戦以降にシードを発生させないために一回戦参加者のうち半分を脱落させれば残り人数が2の累乗人になることをイメージする。
①シード人数xを求める。 x = (参加人数のすぐ上の2の累乗) - (参加人数)
②一回戦人数yを求める。 y = (参加人数) - x
③一回戦試合数zを求める。 z = y / 2
④一回戦ブロックを一回戦試合数z個分作成する。
➄シード人数x分のシードを2回戦に参加させる。
⑥2回戦時の人数(画像の赤丸の人数)が2の累乗人になる。
参加者の配置
参加者の中に前回大会優勝者などの優勝候補や強力な参加者がいる場合、そのような強力な参加者をシードに配置し、さらに強力な参加者同士はより上位の試合で当たるようにすると良い。下位の試合で強者同士の試合を行うと、弱者同士が別の下位試合で戦い勝ち上がることになるため、弱者でもトーナメント運のみで上位に勝ち上がれてしまう。参加者同士の勝敗をしっかりとつけたい場合は特に意識したい。
最後に
トーナメント表を作成する際の参考になれば幸いです。わからないこと等がありましたら、コメントして下されば時間があるときに対応します。