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【ポケモンORAS】雑草杯使用構築【マルチバトル大会】

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雑草杯お疲れ様でした。今回は運営しつつの参加という形となりましたが、運営としての結果記事はまた別記事で書きます。本記事は一参加者として、結果報告と今回使用したPTの紹介をしようかなと思います。

 

運営としての記事はこちら↓

tuyukusanaga.hatenablog.jp

 

この構築は、昔別の大会に出たときに二人で使用した野良マルチ構築を元に、今大会用に作り直したものです。

 

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露草

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サザンドラ@いのちのたま

りゅうせいぐんあくのはどう、だいちのちから、まもる

控えめCSベース

 

マルチバトルで最も強いと思っているポケモンの一匹。一貫性の高い一致技と程よい耐久・素早さを持っており、範囲攻撃技は貧弱なものの一匹に与える負担が大きいため、相手の行動を縛りやすい。自分より遅いポケモンには滅法強く、マルチバトルではミトムやリザといったタイプ受けが可能な相手には積極的に投げて負担をかけることができる。

流星群・悪の波動は威力の高い一致技として、大地の力はおかぴのPTで見づらいヒードランへの回答として。大会前はラス枠を火炎放射としていたが、S種族値が低くゲッコウガなどに縛られるシーンが多かったため、ラティアスの電磁波とのシナジーなどから守るを採用した。今考えると大地の力が気合い玉なら選出率が上がったかもしれない。

今回は全体的にガルーラが多く、相手のPTへの刺さりが悪かったため選出率は1/5に留まったが、このポケモンの存在によってフェアリータイプの選出を誘導するため、選出面でクチートとのシナジーが強いと改めて感じた。実際サザンクチートの横の並びは攻撃範囲の相性が良く、今回は活かせなかったがこれからも頼っていくと思う。

 

 

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ギルガルドじゃくてんほけん

シャドーボール、ラスターカノン、キングシールド、ワイドガード

控えめHCベース

 

このPTの総受け役。特別耐久に割いているわけではないものの、優秀すぎる耐性を活かして一時凌ぎにクッションとして後出しすることが多い。サザンドラとの縦の相性補完が優秀なほか、後述のチョッキランドと合わせて大抵の相手にはこの二匹で受け回すことができる。

シャドーボール・ラスターカノンは命中も威力も安定した優秀なウェポン、ワイドガードクチートと並んだ時に飛ぶ地震や熱風を防ぐため、キングシールドは説明不要の基本技。前の構築ではニンフィアへの確定数を意識して両刀アイヘ持ちで採用していたが、ガルーラにタイプ受けする役回りなのに確定2発すら取れない火力では流石に足りな過ぎてこの型に落ち着いた。

死に際に打てる影打ちも優秀だが、死に際はキンシ読みで攻撃されないことも多く、その時に影打ちを打っていると相手に負担も掛からず味方は被害を被るという最悪の事態があり得るため、その弱い行動をしないためにも影打ちは採用しなかった(という名目で、苦労して5VA0個体を作ったのにまた6V厳選とかしたくなかった)。

今回はラティやテラキといった役割対象が殆どおらず選出回数が0であったが、上記の通りこの構築では受け回しのカギとなる重要なポケモンであるため、次回は選出できるだろう。 

 

 

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ランドロスとつげきチョッキ

じしん、いわなだれ、ばかぢから、とんぼがえり

意地っ張りHSベース

 

PTの潤滑油となる脂ぎったおっさん。ギルガルドを耐性受けとすると、このランドは数値受けするポケモン。威嚇とチョッキを盾に等倍以下なら積極的に受け出していき、相手に威嚇をばら撒くのが仕事。今回はAにほとんど振っていないが、相手の打点を下げつつ弱点を突いたり蜻蛉で対面操作したりする役割で採用しているため、火力不足には感じなかった。

地震は安定したメインウェポン、岩雪崩はクチートできついリザを意識、馬鹿力はガルーラ意識、蜻蛉は威嚇の使いまわし兼対面操作のため。通常マルチでは味方を含む地震を打ちづらいが、今回は相方のPTのうち2匹が浮いており、浮いてない4匹のうち3匹は守るを採用しているため、安心して打つことができた(はずだったのだが、一度何故か裏にミトムがいるのにドランを並べてくるという沼プをされたのは忘れないぞ^^)。

今回はガルーラやクチートといった物理メガ枠が多く採用されており、4/5という驚異の選出回数(出さなかったのは対雨パ)を誇った。これまでこのPTにおける対電気枠はマンムーやバナなど変遷してきたが、このランドはかなりしっくり来ている。

 

 

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ボルトロス@じしゃく

10まんボルト、めざめるパワー(氷)、きあいだま、電磁波

臆病HSベース

 

S操作するシビれるおっさん。どちらのPTも全体的に足が遅いため、それを補うために採用された。飛行技の一貫を切る役目も担っており、PT全体でフェアリーが多いことも相まって、KP3もいたはずのマンダを一度も選出されなかったため、見せ合い段階から役割を遂行できたと言えるだろう。

10万ボルトは安定したメインウェポン、めざ氷は電気との補完、気合い玉はガルドランナットといったクチートが重いポケモンを意識、電磁波は足が遅いフェアリー組やガルドドランの補助として。ドーブル意識の挑発はどうしても技スぺが足りず不採用となった(が誰も使ってなかったから結果オーライ)。ランドと違って出すだけで効果を発揮するわけでもなく、弱点をつける範囲もそれほど広くない(気合い玉は積極的に打ちたくはない)ため、微振り等倍でも火力を出せる磁石を採用した。見た目がかっこ悪いからいかづちプレートが欲しかった。

選出率はランドと肩を並べる4/5だが、正直こちらは持ち物しかり技構成しかりで納得いっていない部分も多い。それでもこの選出率を叩き出している時点で、ボルトロスというポケモンの強力さは感じさせられる。

 

 

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マリルリ@オボンのみ

たきのぼり、じゃれつく、ばかぢから、アクアジェット

意地HAベース

 

お盆を持っているのに腹を叩かない水鼠。恵まれた耐性と高い耐久力、一貫性の高い一致技で相手に負担をかける。上記の並びで受けづらいバシャーモマニューラに隙を見せず動かせるため、選出時にも3枠目として入ってくることが多い。

アクジェ・じゃれつくはタイプ一致の必須技、馬鹿力はナットレイを意識、滝登りは打ち合いと交代先への負担を意識して。相性補完枠としての採用なので、自分の体力を削るわけにはいかず腹太鼓は不採用、安定ではあるが特に明確な打ちたい相手もいない叩き落とすは弱い行動になりがちなので同様に不採用。お盆はボルトとの壮絶な争いの果て、「他に持たせるものが残ってない」という理由でこのPT古参のマリルリが奪い取ったのであった。

上記の通り補完として選出されることが多いため、ボルトランドと並ぶ4/5の選出率を叩き出した。ランドのようにとりあえず選出しておけば強いという類のポケモンではないが、特に今回は相手のPTに刺さっていたように感じる。

 

 

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リザードンリザードナイトY

ねっぷう、かえんほうしゃソーラービーム、まもる

臆病CSベース

 

圧倒的な高火力を範囲技で打てるメガ枠。クチートのようなエース採用というよりも、削りや天候操作による雨対策として採用された。そのため範囲技の熱風を除き、火力よりも命中安定を意識した技で構成されている。

熱風は範囲削り技、火炎放射は絶対に外したくないとき用、ソーラービームは水への削りとして、狙われやすく弱点を突きやすいポケモンなので時間を稼げる守るを採用した。火力よりも命中を重視しているため、大文字やオーバーヒートといった高火力技よりも優先して火炎放射を採用。メガ枠を贅沢に削りとして採用したため、選出した試合はきっちり役割をこなしてくれた。

選出率は2/5。高くいはないが雨に対する天候操作・エースを通すための削りと、採用理由を満たした働きをしてくれた。削り役としての採用なので、CSではなくHSで採用してもいいかもしれない。

 

 

おかぴ

(PTは一緒に組みましたが、私が動かしたわけではないので、自分なりの解釈で書いています)

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メガクチートクチートナイト

じゃれつく、アイアンヘッド、ふいうち、まもる

意地っ張りHAベース

 

この12匹パーティのエース。このクチートを通すことを目的に私側のPTを組んだと言っても過言ではない。高火力一致技で受け出せない負担をかけ、試合を勝利へと導く女神。

命中安定のアイヘ、先制技の不意打ち、縛り解除の守るを確定として、ラス枠にじゃれつくを採用。命中に難があるものの、アイヘとの火力の差は大きく、またマリルリの項の記述の通りマルチでは叩きが安定択とならないことも多い。

4/5という高い選出率(残りは対雨)の通り、やはりこのクチートを通すことが最大の勝ち筋となる。そのため上記のように、私側のPTはクチートとのシナジーを意識して組んだ部分が大きい。

 

 

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ラティアスゴツゴツメット

サイコキネシスれいとうビーム、でんじは、いやしのねがい

臆病HSベース

 

終盤の詰め筋を作るポケモン。優秀な耐性を活かして後投げしつつ、削ってクチートの不意打ち圏内に入れるのが仕事。

一致技のサイキネ、ランドやマンダに打てる冷B、クチートのSを補助する電磁波、回復ソースのないクチートニンフを再利用する癒しの願い。竜技は弱点を突きづらくCに殆ど降っていないこのラティでは不採用となった。自身に決定力がないため、多少HPが多く残っている状態でも積極的に願っていくことも多い。

選出率は3/5と上々。クチートとの相性補完が良いことが高選出率の大きな理由の一つだろう。余談だがこの枠は昔のパーティではf:id:tuyukusanaga:20161108022340p:plainが担っていた。厳選お疲れ様でした。

 

 

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ニンフィアとつげきチョッキ

ハイパーボイスサイコショックシャドーボール、めざめるパワー(地面)

控えめHCベース

 

特殊受け枠。クチートの苦手な炎や水の特殊技を受け、範囲技で不意圏内まで削る。フェアリー2匹だがクチートはほぼ鋼の耐久なので、弱点が被らないのもポイント。

ハイパーボイスは確定として、受け出し性能を意識したため持ち物をチョッキに固定。ゲンガーガルドを意識したシャドボ、モロバレルに打点を持つためのサイコショックヒードラン対策のめざ地面を採用した。H振りだけで雨グドラの珠ドロポンをほぼ2耐えするほどの特殊耐久を持つため、クチートの裏の特殊受けとして申し分ない働きをした。

2/5の選出だったが、出した試合はしっかりと役割遂行してくれた。このパーティ可愛いポケモン多くないですか。

 

 

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ヒードラン@たべのこし

ねっぷう、ラスターカノン、だいちのちから、まもる

臆病CSベース

 

可愛くなくなった。リザ対策+クチートにはできない妖受けとし採用されたポケモン(今まではニンフで無理やり見ていた)。準伝だけに火力も耐久も申し分なく、残飯と合わせて高い居座り性能を見せた。

範囲技の熱風、一致のラスターカノン、ドランミラー意識の大地の力、縛り解除の守るを採用。ダブルなどでも多用される技構成だけあり、安定感は抜群だった。

ミトムクチートドランが基本選出となっており、ドランの選出率は3/5。受け範囲も攻撃範囲もクチートとは大きく異なるため、クチートとの同時選出に不便はなかった。マルチでは地震を打ちづらいため、地面の一貫も浮いた1匹で切るだけで十分だった。

 

 

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ガブリアス@いのちのたま

ドラゴンクロー、じしん、いわなだれ、まもる

陽気ASベース

 

テンプレのガブリアス。大会前に急にホルードが抜けて入ってきた枠であり、選出もされなかったため、書くことがない。

 

 

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ミトム@オボンのみ

ハイドロポンプ10まんボルトボルトチェンジ、おにび

控えめHBベース

 

テンプレのロトムクチートとの相性補完に優れ、炎地水に対する後出しの駒として重宝する。命中不安も振り切ってドロポンを当てた優秀な個体。

技構成もテンプレの一言。最もよく見る構成だけに特出して書くことはない。ボルトチェンジの対面操作はクチートの威嚇と合わせて相性が良かったと言える。

選出率は3/5。基本的にクチートに繋ぐかクチートからの引き先として選出されている。

 

 

 

基本選出

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ボルトランドで相手の行動を阻害して削りつつ、クチートの弱点を裏でカバーして高火力を押し付けていくコンセプト。受け回すはずのボルトランドのSを大きく伸ばしているのが特徴で、クチートの攻撃が2~3回も通れば後はボルトランドで上から押し切ることができる。ボルトランドの相性補完として選出されるマリルリアクアジェットにより削り残しを狩っていくことができるため、コンセプトと相性が良い。

 

私側の構築は基本的に威嚇を撒けるランドから出していくが、相手にゲッコウガがいる場合は麻痺を撒けるボルトから入ることもある。おかぴ側の初手はクチートorミトムが主で、相手の威嚇持ちやクチートの攻撃の通り具合から、どちらを先に投げるかが変わる。ただしガルーラがいる場合、ほとんど初手は威嚇を撒けるクチートで固定される。

 

見ての通りどちらも縦の相性を重視しているが、クチートもドランも守るを持っているためランドの地震を阻害することはほとんどなく、ミトムクチートの足りない耐久力や素早さをボルトランドが補助するなど、横の相性も良好。

 

マルチバトルでは想定すべき相手の数が12匹もいるため、どのような時にどのような選出変化が起きるかの説明は難しいが、私側の観点で言えばクチートを通すために壁となるポケモンには厚くなるように選出している。クチートの攻撃が数回通れば勝てるため、クチートを出す前に壁となるポケモンを排除することまでは考えず、ここでは飽くまで「流す」ことに重きを置いている。

 

 

 

最後に

結果は5‐0で優勝でした。ボルトランドの補助性能をマリクチドランがうまく活かせた試合が多かったため、この結果に満足しています。

次回はサン・ムーンでの開催となると思います。次回はもっと参加者が増えることを願い、この記事の総括とします。

 

 

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